「中国、上海試練の旅」第十話

(ほとんど本物の高級時計を2個購入した僕)

「ええっ~~~?何これ?」と思わず叫んだ僕に、通訳が「どうしたの?」と聞いてきた。僕は時計を渡し「よく見て!」通訳は「う~ん、やっぱりSS級はよくできてるね、ほんとにほとんど本物だよね!」と全く気づかない様子。僕はもう一度「しっかりみて!」と、、、、すると通訳がこちらをみてこれはC級以下だね!」と、、、、

「そうでしょ!はめられたよ!」なんとその時計、文字盤とガラスの間に髪の毛が一本入っていた。店の中では薄暗くて解らなかったのだが、明るいところでみるとはっきり解る。僕は「急いで店に戻ろう、そして返品もしくはほかの物と変えてもらおう。」と言うと「それは無理ですよ!もう鍵閉めて出てきませんよ。2個も売れたからしばらく休むんじゃないかな。」と、、、そうなのかと僕がうなだれていると、通訳は「ま~これも勉強ね。」と肩をたたたいた。そんな勉強しなくてよいだろうと突っ込みを入れたくなったが、そうだな、よく確認しなかった自分が悪かったんだなとあきらめた。

それから昼食を取り午後からは東方明珠塔と言う当時アジアでナンバーワン、世界でも三番目に高いと言われていた高さ468メートルのテレビ塔に登った。そこからの眺めは圧巻で上海の街が一望できた。最高の眺望を堪能した僕は不良品の時計をつかまされたことなどすっかりわすれていた。

テレビ塔を降りると、通訳が「次は温泉とマッサージなんてどうですかね?とても広くて綺麗な温泉がこの前Openしたんですよ!」と聞いてきた。

マッサージ、、、ちょいと身体も疲れてるしリラックスするのにちょうどいいかなと思い、そこに行くことにした。

店に入ると言ってたとおりかなり広い!というかバカでかい!お風呂もいろんな薬草風呂がたくさんある。とりあえずはこの風呂全てを堪能してみようと言うことになり、ゆっくりと身体を休めた。

一通りのお風呂に入り十分リラックスしたところで今度はマッサージ!マッサージの種類もたくさんある。

(お試し30分!)(じっくり60分!)などなどメニューも日本語で書いて有りわかりやすかった。

そこで僕は(極楽120分)二人がかりでお客様を足から頭から4本の手で夢の世界へ、快楽の窮地へ誘います。というコースを頼むと、個室に案内された。個室と言ってもこれまたでかく8畳ぐらいの部屋だ!部屋に入るとものすごい綺麗なお姉さん2人が、これまたものすごい挑発的なチャイナドレスを着て僕を迎えてくれた。

「わを~!」とおもわず口に出した僕の頭はフル回転!(あれ?これってもしかして大変なことになっちゃうの?ひょっとしてエロ要素も含まれてる感じ?いや、そんなことないだろう!こんな公の場所でそんなことあるわけないどろう!家族連れで来てた人達もいたし、、、、でも個室だしな、やばいな、やばいな)などと考えていたら1人の女性が優しくガウンを脱がせてくれてベットに寝かせてくれた。するともう一人の女性がバスタオルを僕の身体に掛けながら耳元に、これまた悩ましい、ちょいとウィスパ~調な片言の日本語で「お兄さん、今日はどこが疲れてるのですか?」この時忌野清志郎さんのトランジスタラジオの歌詞、(バッテリーはビンビンだぜ!)が一瞬脳裏をよぎったが、「あっ、腰のあたりとふくらはぎですかね。」「腰と足ですね~、ゆっくり休んでいってくださいね。」といい今度は冷えたタオルで目隠しをするとちょっと待っててくださいねと部屋を出ていった。

その時点で僕のハートは完全にブレイク!(やばい、これ完全にエロだろ!どうする?断るか?いやいや、ここで断るのも失礼だろ!もう、こうなったらなるようになるしかないな!しかし、通訳も彼女もみんなこのコースだぞ!通訳は男子だからいいけど、これ女子だったらどんな展開になるんだ!)などいろんな妄想がひろがった。

しかしここは中国!

何が起きても不思議じゃない。

次の瞬間ドアが開くとものすごい濁声の男が「お客さん、腰と足ですね~、では始めますよ~~~!ごゆっくりどうぞ~」と聞こえてきた。「ぬぬぬ????」

つづく

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