三ヶ月も滞在した中国・上海、その後、ドラマの撮影も順調に進みようやく僕の出演シーンの撮影がすべて終了した。すると監督始めスタッフ、キャストの皆さんでお別れ会を開いてくれる事になった。ホテルの食堂を貸し切ってのパーティー、いろいろと腹が立つ事や恐ろしい経験もたくさんしたが、やはり長く一緒に生活した人達と別れるのは少しさみしい。僕は一人一人と握手しながら、いろんな事を話した。
この日は白酒も解禁だ!もちろん何杯も一気をさせられたが、気が張っていたのか全然酔わない。
みんな明日は空港まで送って行くからと、、、、
あとはこのドラマが成功してくれるのを祈るだけだ。
僕自身もこの撮影期間でいろんな事を学んだ。
普通とか、常識なんてものが通用するのは狭い日本の中だけで、世界は広い、物事にはいろんな考え方があって、いろんな解釈がある。大事なのは自分をしっかり持つ事だ!
これまでの僕は
「普通こうでしょ、常識的に考えてよ!」などと言う言葉をよく使っていたが、この旅によって「僕はこう思う、こう考えてると」言う言い方に変わった。
そして終盤はみんなで大事マンブラザーズの「それが大事」を大合唱!
最後にいい経験をさせてもらったお礼と別れの挨拶をしてお開きとなった。
さーいよいよ久しぶりの日本だだ。部屋に戻ると、荷造りを済ませ眠りに着いたのであった。
しかしここは中国
昨日の事は過去の事!
翌日、出発時間にロビーに行くと空港まで送って行くからねと言ってくれた人は誰もいない。。
僕を待っててくれたのは通訳とその彼女だけ。なんだか少し切なくなったが、それもお国柄と上海を後にしたのであった。
おわり
長い間ご愛読ありがとうございました。