第4話 ダンス
(オーロラが観れると興奮して、防寒するのも忘れ飛び出した耕陽だったが、、、、)
ホテルから車で10分ぐらい走り、そこから五分ぐらい歩いて小高い丘の上に立つと!無意識に「ウォー!」と雄叫びをあげていた!
とにかく寒かったのである。
気温はマイナス30℃
薄着で出てきた自分に後悔していると、別の観光客からも「ウォー!」とか「ワヲーッ!」などの雄叫びが聞こえてきた!
みんなも早まって防寒忘れたんだな?と思って彼らの方を見るとみんなが空を見上げてる!
な、な、なんと、先ほどまでのストレートのオーロラがカーテンに変化していたのだ!
そのオーロラのあまりの美しさにそのまま動けなくなった。
しばらく観ているとガイドさんが「これはダンスにまで発展するかもしれないですね?」と
ぬぬっ?発展!
当時パチンコにはまってた僕はこの言葉に弱かった!!
発展するならもう少し粘らねば!
しばらく待つとまた別のギャラリーが騒ぎ出した!
「Dance!Dance!」と、、、
おっ!ついに来たかと空を見上げてもオーロラはカーテンのまま!
ん???
騒ぎの方をみると、みんなが僕を指差し笑ってる!!
ん???
そこには寒さのあまり、ダンスしている僕がいました。
結局オーロラのダンスへの発展は観れずホテルに戻ったのですが、僕の体は冷え冷え!!これは飲まなきゃやってられん!
ホテルのバーでしこたま飲んだのでありました!
いよいよ明日から本格的に北極に乗り込むぞー!
つづく