第5話 到着
(人生初のオーロラを満喫した耕陽は)
早朝1番の飛行機でイエローナイフから最終目的地のホルマンに向った。
ホルマンはイヌイットと言う民族が、人口千人あまりでアザラシやトナカイなどを乱獲しない代わりにカナダから生活保護を受けてる小さな村だ!
気温は−40℃
昨晩の失敗を教訓にし完全装備でホルマンの地に降り立つと、これから1週間お世話になる家のパパさんが迎えに来てくれていた。
「Nice to meet you. My name is Koyo.」と握手を求めると
「■◆◯▲△ ×◯■◆」と右手を差し出して来た。
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そうここは英語が通じない!
北極に住むイヌイットの人たちはイヌイット語をしゃべるので、
まず日本語から英語、英語からイヌイット語への二人の通訳が必要なのです。
言葉は通じなくても心が通じれば大丈夫!
早速パパさんの家に案内してもらうと、ママさんと娘さん三人が手厚く迎えてくれた。
撮影は明日からと言う事で、スケジュールの打ち合わせを終えるとスタッフはホテルへ、、、
残された僕は明日も早いからとそうそうとベットに入り眠りに着いたのだが、、、
しばらくすると、トン トン!トントン!と扉を叩く音が
「ん?」
つづく