「中国、上海試練の旅」 第五話

(撮影終了後にスタッフに飲み誘われたわけですが)

連れていかれたのは中華料理の大衆食堂!
道端に出ている屋台じゃなかったのが救いでした。

そこでまずはビールで乾杯!
料理も見た事ないものが次々と運ばれてきて、これまたすべてが美味い!!
胃袋が落ち着くと、監督がパイチュー!パイチューと店員に怒鳴ってる。
パイチューってなんだ?
またまた変わったものが出てくるのかと思っていると、何だか日本酒みたいなものが出てきた。
中国のお酒らしく白酒と書くらしい。
そのパイチューをグラスに並々ついで僕に「一気、一気」と煽ってくる!すると周りにいたカメラマンや共演者も一緒になって、「一気、一気」の大合唱!
これは飲まなきゃ日本人が舐められる!と思いOK、OK!とグラスを口に運びチロッと舐めて見た!
(う〜まずい!何じゃこれ?)
何とも表現できない感じの味でしたが、そのまま一気に飲み干した!が、、、
次の瞬間、胃の中がカ〜ッと燃えるように熱くなり、頭からは大粒の汗が、、、、
ビンをよく見るとアルコール度数50度!!!
(くそ~こんな酒を飲まされたのか)

酒を飲み干した僕に、彼らは大はしゃぎ!拍手喝采で握手を求めてきた。
僕はやられっぱなしではいかんと返杯をしようとすると、今度はカメラマンが酒をついできた!
(えっ?また俺?うそっ?このまずいのまた飲むの?)
酒を継がれるとまたまた一気の大合唱!
おそらくここにいる6人全員に継がれるんだろうな、、、

よーし、こうなったらトコトン飲んでやろう!
酒で参ったを言うのは癪に障る!「勝負だ〜!」と気合を入れ直し、六人全員からの酒を飲み干して良し今度は俺が継ぐ!と飲ませようとしたら、何故か監督に瓶を奪われ、またまた俺のグラスに酒をつぎはじめた!!

えっ?二週目?
いやいやいや、50度の酒を6杯も一気してるのにまだ飲ませるの?いくらなんでもそりゃ無理だろう!

しかしここは中国!
そんな事はおかまいなし!

結局、途中から意識不明になり何杯飲んだかもわからないままホテルに帰ったのであった。

つづく

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